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2007年06月11日

ハーモニカ

ハーモニカ (harmonica) は自由簧(フリーリード)を使った小さな楽器で、おもにポピュラー音楽や民俗音楽で使われる。ハモニカとも呼ばれることがある。
1820年頃に作られたオルガンの調律用の道具が起源といわれ19世紀中頃にウィーンで流行した。その後ドイツのトロッシンゲン(Trossingen)で改良が加えられ、中でもホーナー社(HOHNER)は米国市場の開拓につとめ世界的な楽器メーカーとなった。同社のマリンバンドという単音十穴ハーモニカはブルース奏者の愛用するところとなり独特の奏法も生まれた。ハーモニカは米国でマウス・ハープと呼ばれたため、ホーナー社はブルースハープというモデルを発売した。この名称は現在では単音十穴ハーモニカの代名詞となっている。

ハーモニカはポケットに入れて持ち歩ける簡便な楽器であったため広く普及したが、半音が出せないためアンサンブルには不向きでありアマチュアの楽器と考えられていた。1920年代に現在と同じ構造のクロマティック・ハーモニカが開発され、ラリー・アドラー、トミー・ライリー、ジョン・セバスチャンなどのプロ・ミュージシャンも登場する。伴奏用の各種ハーモニカも開発され、数多くのハーモニカ・バンドがナイトクラブやステージショーの芸人として活躍した。

日本には明治の中頃に輸入され、明治末には国産品の開発が始まる。最初に製造発売したのはトンボ・ハーモニカで日本楽器がこれに続いた。大正から昭和初期にかけてハイカラ好きの若者の間でハーモニカは人気があり、各大学にハーモニカ・アンサンブルが作られるなどマンドリンと人気を二分した。また、川口章吾や、宮田東峰などプロの演奏家も生まれた。日本では主に複音ハーモニカが使われ、ベース奏法やアルペジオ奏法など独自の奏法が発達した。楽器もドイツ製のオリジナルとは音の配列が違うものが開発されアジアに広まっている。

ハーモニカはかつて(1970年代頃まで)小中学校で学校教育用楽器としても用いられた。当初は15穴の単音ハーモニカが使われたが、後にクロマティック・ハーモニカも導入された。しかし統一された方式が存在せず、教師もハーモニカの教育を受けたわけではないため指導が困難であり、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)に取って代わられる傾向がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ハーモニカ講座

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